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腰痛のイメージ写真

体の個性に合わせた『ぎっくり腰』の改善アプローチ

プロ(整体師やトレーナー)の方々から私が受ける一番多い質問は、『痛みが出たときはどのようなアプローチがあるんですか?』、『腰痛・五十肩のための症例別のトレーニングってあるんですか?』といったものです。

人にはそれぞれ性格など個性があるように、体にも個性があります。
よってARM TOKYOでは、体の痛みの各部位に合わせた一辺倒な症例別トレーニングメニューではなく、各個人個人の体の筋肉量、骨格、性格、言動などの個性に合わせたオリジナルメニューを作り対応しています。

その一例を実際の会員さまの症例を用いてご説明いたします。

【ぎっくり腰の会員Yさま症例】
会員さまの特徴(一部)
・手の長さの割に手首の筋力が弱い
・指の使い方が悪い
・手首を以前痛めた経験あり

ぎっくり腰3日目です。
しゃがむ動作と前傾姿勢で足を動かす際に、痛みや力が抜ける感じがある状態でいらっしゃいました。その際に行ったぎっくり腰改善のためのトレーニングの一部を動画でご紹介いたします。

(ぎっくり腰3日目のトレーニング風景)


手首、肘が伸び切った状態で、肩甲骨のみで体重を引き上げる運動をしていただいています。
懸垂バーを使っていますが、通常の懸垂メニューの場合は腕と背筋、腹筋を使って体を引き上げますが、肩甲骨だけで体を持ち上げます。

このシンプルな動作で、ぎっくり腰の症状を改善に導いています。

シンプルなメニューにする理由は、会員さまが次にまたぎっくり腰になった時、すぐにジムにお越しいただける状況でなかったり、出張先等、私が近くにいるとは限らないので、ご自分で対処できるよう、かつ会員さまが対処法で悩まないようにするためです。

もちろん、懸垂バーがない場合に行えるメニューもお教えしています。

ARM TOKYOが痛みのある方に運動療法を用いている理由は、運動をすることで体を整えながら神経に刺激を入れ、筋力を使うことにより細胞が活性化され、血液循環も良くなりこれが痛みの解消につながり、動かしながら改善に導くので、痛みがある体の箇所を動かす恐怖も無くなって回復が早くなると考えているからです。

簡単に言ってしまえば、治療とリハビリを同時におこなっているので、一般的な対処法に較べると回復力や 動きながら改善している為、動きに対するトラウマが消えることで改善が早いのでは?と私は考えています。

例えばですが、この会員さまが「膝が痛い、右の側頭部の頭痛、首の寝違え、手首が痛い」などの相談を受けたとしたら、間違いなく今回の肩甲骨で体を引き上げる運動とスクワットを自宅や職場でしてくださいと言います。
彼の体の使い方の癖(個性)にはこのメニューが合っているからです。

そして、他の会員さまがぎっくり腰などの痛みが現れた場合は、まったく別のメニューで対応することになります。

私は会員さまの健康管理をしてきた中で、痛みが出ない身体づくりを目指すのではなく、痛みが出ることを当然として考えるようにこの10年で思考が大きく変化してきました。

そして、痛みがあっても体を動かしながらより早く回復へ導くことも、私の大事な使命だと思っています。

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