海外渡航時の体調管理ついて〜渡航後の時差ぼけ対策〜
前回は飛行機移動の際の海外渡航前にできる体調管理について書きましたが、今回は渡航後の時差ぼけ対策です。
→前回のブログはこちらからどうぞ
海外では地域によっては昼夜が逆転していますので、事前に対策をしていても体内時計のリズムが乱れてしまいがちです。
一般的な時差ボケ対策としては、フライト前までに渡航先の時間に少しずつ体内時計を合わせていく、到着初日はスケジュールを詰め込みすぎない、睡眠や食事などを現地時間に合わせて行動する・・・などいろいろとあります。これらの方法はネットなどあちこちで詳しく紹介されていますし、海外渡航に慣れている方はすでにご自分に合った対策をご存知だと思いますので省かせていただきます。
ここでは、過去に私が格闘家のサポートをしていた時の経験から得た独自の対策についてご紹介しようと思います。
格闘家が海外遠征をする際、現地での試合のために事前に過酷な減量があり、食事を節制して体調不良のまま飛行機に乗り込みます。試合前の計量は現地で行うので、時差ぼけは最大の敵でした。倦怠感や頭重感などにより体が動きにくく、よって体重も落としづらくなるので様々な時差ぼけ対策を現場で試していました。
私の経験上、何よりも一番良かった対策は、宿泊先に着いたら荷ほどきなど全てのことを後回しにして、まず発汗する(汗を出す)ことです。
ランニング、ジャグジーや入浴、サウナなど、運動や体を温めて汗を出すことにより、効果的に体内リズムを現地にアジャストすることが出来やすくなりました。発汗方法は、現地到着時間やスケジュールの都合に合わせて選びます。
発汗方法としておすすめなのは「縄跳び」です。
縄跳びには短時間で、むくみの解消や血流促進、さらに骨格バランスを調整する作用があります。縄を持っていかなくても、縄跳びをする振りをする「エアー縄跳び」でもOKです。屋外でやりにくければ、室内で5分ほど縄跳びをすればしっかり汗をかくことができます。バスローブがあれば着用した状態で行っていただくと体を冷やしにくいです。
久しぶりに縄跳びをしてみると意外と疲れますので、やり過ぎに注意してください。「ちょっと無理!」と思ったら、湯船に浸かるなどご自分に合う方法で発汗を促してみてください。
※発汗対策をする際には、必ず水分補給を忘れずにしてください。
当ジムの会員さまは、海外遠征をするアスリートや、海外出張や海外旅行に行かれる方が多くいらっしゃるので、みなさんに発汗を意識して行っていただいていますが、時差ボケしにくくなる・身体がスッキリするなどの効果を感じていただいています。
フライト前に体を整えておくことはもちろんですが、渡航前の三半規管強化(前回のブログ参照)と、現地到着後はすぐにしっかりと発汗することで海外渡航時の体調管理にお役立ていただければと思います。
当ジムでは、日頃から体に関するお悩みに合わせてさまざまなメニューをご用意しております。ジム内でのトレーニングだけではなく、ご自宅や出先で行えるセルフケアメニューもご提案しております。会員さまの年間を通した健康管理を目的としていますので、どんな些細なお悩みでもご相談いただければ対応させていただきます。
まずは体験トレーニングをご利用いただきご相談ください。